「認可校」と「無認可校」の違いについては十分ご留意ください

「認可校」と「無認可校」の違い

「無認可校」とは都道府県知事の認可を受けていないものをいいます。学校教育法に規制されずパソコン・ワープロ・料理・茶道・華道や短期の国家試験対策などを行っています。「無認可校」がすべて悪い訳ではありませんが、ここで問題になるのが、あたかも認可を受けている専門学校や各種学校と大変紛らわしい校名を付けて、進学情報誌や新聞等に掲載して生徒を募集していることです。専門学校や各種学校は都道府県知事の認可を受け、数々の法律上での規制を受けている関係から、入学後の皆さんには学生としての身分が保障されており、数々の特典・資格が付与されます。

「無認可校」の注意点として

  1. 学歴として認められない。
  2. 日本学生支援機構の奨学金制度や国家試験の一部免除等の特典は一切受けられない。
  3. 入学された学校(団体)が何らかの事情で閉鎖(閉校)に追い込まれても公的な救済処置の道はない等があげられます。

学校選択される場合は「認可校」か「無認可校」かを十分に注意してください。

認可専門学校と無認可校との相違点

認可専門学校 無認可校
法律上の位置付け 学校教育法第124条の規定都道府県知事の認可 なし
校地・校舎 すべてが自己の所有物 賃貸ビルがほとんど
教員資格 学校設置基準で定められている なし
施設及び設備 学校設置基準で定められている 定められていない
専門士・高度専門士 文部科学省告示により一定の要件を満たした修了者に称号付与 取得できない
編入学 専門士に準ずる要件で4年大学等への編入学が可能 全くできない
人事院規則の区分 専門課程2年卒は短大2年卒と同等 高校卒と同じ
認可・指導 認可した都道府県の指導がある ない
国家資格の特典 特典がある ない
日本学生支援機構 適用になる ならない
無料職業紹介所 学内で設置できる できない
公共交通定期券 通学定期券の適用 一般の通勤定期
学割証明書 発行できる できない